第1条(総則)

  1. 本規約は、公益財団法人かわさき市民しきん(以下「当財団」)が運営するかわさきのクラウドファンディング型寄付プラットフォームかわファン(以下「かわファン」)の利用について、以下の通りプロジェクト起案者(以下「起案者」)向け利用規約(以下「本利用規約」)を定めるものです。
  2. 起案者が「かわファン」を利用するためには、本利用規約および別途当財団が定めるメンバー登録に関するメンバー規約及びプライバシーポリシーの全てに同意する必要があります。起案者が「かわファン」を利用したときは、本利用規約に同意したものとみなします。

第2条(「かわファン」について)

  1. 「かわファン」には当財団の【事業支援しきん あとおし】と【課題設定しきん たくわえ】の寄付募集事業のプロジェクトが掲載されています。起案者が申請するのは【事業支援しきん あとおし】のプロジェクトです。「かわファン」の【あとおし】は寄付者と起案者を仲介する場であり、商取引を行うものではありません。プロジェクトに集まった寄付金は、このプラットホーム運営経費として寄付額の15%及びクレジット手数料(3条4項)を差し引いて、当財団からの助成金として起案者へ助成します。寄付者は当財団(公益財団)への寄付金として税制優遇制度を受けることができます。
  2. 起案者は2つの寄付募集方法(All or Nothing またはAll in ※下記参照)のうちどちらかを選択します。いずれの方法においても、寄付募集期間は最長90日までの期間を決めることができます。
  3. リターンとは、プロジェクトが定めた一定金額の寄付に対してのお礼であり、寄付に対するリターンを行うことは売買契約ではありません。法令の範囲内で提供される無形または有形の物等とし、支援コース内に記載された寄付に対するお礼を寄付者にお渡しします。

  4. 起案者は寄付者に対して、あらかじめ定めた時期に、有形または無形の物等のリターンを寄付者にお渡しするものとします。また、当財団は寄付者と起案者の間に関する責任は負いません。リターンの受け渡しなどに関して万が一トラブルが生じた際には、起案者と寄付者の間で解決することとします。

All or Nothingの場合:起案者には、定めた寄付募集期間に寄付金が目標金額に達した場合のみプロジェクト成立とし、寄付総額から運営経費(寄付額の15%)及びクレジット手数料(3条4項参照)を差し引いた寄付金を当財団から助成します。ただし、目標金額を大幅に(30%以上)超えた場合は、実際の助成金として交付される金額に合わせたプロジェクト予算書を提出し、選考委員長の承認を受けていただきます。目標額に達しなかった場合は、寄付金は決済されず、プロジェクトは不成立となり、起案者にはプロジェクト実施の義務は発生しません。 

★どのようなプロジェクトに適しているか:新企画を立ち上げるプロジェクトなど、目標金額を達成しないと実施することができないプロジェクト

All inの場合:起案者には目標金額の達成、未達成にかかわらず、定めた寄付募集期間に寄付された金額から運営経費(寄付額の15%)及びクレジット手数料(3条4項参照)を差し引いた寄付金を当財団から助成します。プロジェクトは成立したことになり、起案者にプロジェクト実施の義務が発生します。寄付目標額に達しなかった場合(30%未満)、もしくは大幅に(30%以上)超えた場合は実際の助成金として交付される金額に合わせたプロジェクト予算書を提出していただきます。選考委員長の承認を受け、その承認された予算でプロジェクトを実施していただきます。

★どのようなプロジェクトに適しているか:すでに実施しているプロジェクトを継続して行う場合や、目標金額に達しなくても、必ず実施することが決まっているプロジェクト(寄付金額の多少にかかわらず実施できるプロジェクト)

第3条(寄付目標額と助成される金額について)

  1. 寄付目標額には上限、下限の定めはありません。
  2. 事業やアイデアの実施にかかる経費の100%の範囲内で申請することが可能です。
  3. 応募した事業やアイデアの執行にかかわるもので、以下に該当する経費とします。(人件費、報償費、旅費、消耗品費、食糧費、印刷製本費、通信運搬費、保険料、賃借料、物品費、その他、提案事業に必要な経費)
  4. 起案者へ助成される金額は、実際に集まった寄付金額から運営経費(寄付額の15%)とクレジット手数料(〈寄付金総額の4.4%+寄付件数×40円〉+消費税)を引いたものになります。
  5. 寄付目標額は、申請額に上記の運営経費と手数料を加えた額となります。
  6. 寄付目標額はプロジェクト採択決定後、申請額をもとに当財団と起案者で協議し、決定します。

第4条(起案者になれる団体)

下記の①②③すべてに該当する団体が起案者になることができます。

  ①川崎市内で活動する法人・任意団体・市民活動団体(法人格の有無は不問)

  ②以下のいずれにも該当しないこと

   ✳︎特定の宗教・政治党派などの宣伝・勧誘などを主たる目的とする団体

   ✳︎暴力団、もしくはその構成員の統制下にある団体、その他法令・公序良俗などに違反する団体。

  ③団体の概要、及び財務状況が確認できる団体

  ④取り組みへの取材、報告書の提出・公表への参加に同意する団体

 

第5条(提案できる事業やアイデア)

  1. 「川崎をもっと魅力的に、元気にする」事業やアイデア、「ほっとけない課題をほっとかない」事業などを対象とします。

    ただし以下の事業やアイデアは対象にはなりません。

    ✳︎営利を主たる目的とする事業やアイデア。

    ✳︎特定の宗教・政治党派などの宣伝・勧誘などを主たる目的とする事業やアイデア。

    ✳︎個人の趣味や実益を目的とした事業

    ✳︎その他法令・公序良俗などに違反する事業やアイデア。

    ※1団体当たりの申請事業数に制限はありません。また施設・備品整備事業も対象となります。

第6条(プロジェクト申請について)

起案者としてプロジェクトを申請するにはメンバー登録をし、マイページから「新規プロジェクト申請」のボタンをクリックして申請を行ってください。申請する団体は、次の書類を提出してください。

  1. 所定の申請書類
  2. 応募団体の定款又は会則、直前期の収支報告書及び事業報告書
  3. 活動の内容がわかるリーフレットや資料がある場合はこれらを添付することができます

※このほか、必要があると認めるときには、これ以外にも必要な書類の提出を求めることがあります。

第7条(選考について)

  1. 当財団が設置する「選考委員会」で、申請順に随時審査を行います。申請書と事前のヒアリングをもとに書類審査を行います。
  2. 選考基準をもとに選考委員の合議により採択の可否を決定します。
  3. 採択件数に定めはありません。選考基準をもとに申請事業ごとに選考します。
  4. 選考委員会の判断により、寄付目標額が申請額から変更されることもあります。

【選考基準】

 ✳︎地域社会の課題解決又は活性化に寄与する事業やアイデアか。

 ✳︎ビジョンと内容に整合性がある事業やアイデアか。

 ✳︎地域に情報が発信されている(発信することができる)事業やアイデアか。

 ✳︎実現可能な組立になっている事業やアイデアか。

第8条(助成金の支払いについて)

  1. 当財団は、プロジェクトの募集期間終了後(All or Nothingで不成立となった場合を除く)、クレジット決済が実行された金額から運営経費(寄付額の15%)及びクレジット手数料(3条4項参照)を差し引いた金額を起案者へ助成するものとします。
  2. 当財団は、起案者へ助成を行う場合の助成金の送金は、クレジット決済日(プロジェクト募集期間終了日の翌日)の翌月の月末までに行うものとします。起案者は申請団体名の口座を準備し、寄付募集期間終了後2週間以内に当財団にお知らせください。
  3. All in  の場合:寄付申込期間終了時に関係なく、寄付申込日の翌日にクレジット決済が行われます。
  4. All or Nothingの場合:寄付目標額に達し、プロジェクトが成立した場合は寄付募集期間終了日の翌日にクレジット決済が行われます。寄付目標額に達せず、プロジェクトが不成立となった場合は決済は行われません。
  5. 何らかの原因により決済が実行されない場合(使用されたクレジットカードの解約や期限切れ等)があります。この場合、サイト上に表示されている達成寄付金額と実際の寄付金額との間に差異が生じます。

 

第9条(プロジェクト中止について)

起案者は、寄付募集期間終了し、プロジェクトが成立したら、プロジェクト実施の中止はできません(All or Nothingで不成立となった場合を除く)。ただし、万が一やむを得ない事情で中止する場合は、当財団及び支援者に対して十分な事情説明を行うものとします。この場合、当財団に助成金を返金していただく場合があります。

また以下の場合は当財団は助成の決定を取り消すことができます。

(1)掲載プロジェクトと実施プロジェクトが著しく異なったとき

(2)プロジェクトの実施にあたり、違法行為があったとき

(3)この規約に違反したとき

交付しなかった、もしくは返金された助成金は、当財団の同一分野の指定寄付金とし、支援者への返金はいたしません。


 

第10条(プロジェクト成立した場合の起案者の義務)

プロジェクト成立した場合の起案者は以下の義務を支援者に対して負うものとします。

  1. 支援者に対し、プロジェクトページに設定されている条件でリターンを提供すること

  2. プロジェクトの実現を目指して最大限の努力をすること

  3. 助成金をプロジェクトの実現のためにのみ使用すること

  4. プロジェクトの実施に関しては、その広報、イベント、成果物等に、「公益財団法人 かわさき市民しきんの“かわファン”を通した市民の寄付による事業です」との文章を可能な範囲で入れてください。

  5. プロジェクト実施の進捗状況を、随時活動情報ページ上で報告すること

  6. プロジェクト終了後2か月以内に、最終報告(決算も含め)を活動情報ページ上に掲載すること

  7. 当社から提供を受けた支援者の個人情報を第三者に開示又は漏洩せず、また支援者に対しリターンを提供する以外の目的で使用しないこと

第11条(支援者の個人情報について)

起案者が支援者へのリターンを行う際において、支援者の個人情報が必要である場合、起案者に対して個人情報の提供をいたします。この際、提供された個人情報の管理は起案者が責任を持って行うものとし、当財団は情報の漏えい等のトラブルから生じる損害には一切責任を負いません。

第12条(著作権について)

  1. 起案者は、「かわファン」に掲載するプロジェクトの記事(以下「プロジェクト記事」という)において、単独で著作権等の権利を保持していない著作物、使用許諾を受けていない著作物を含むものは公開できません。
  2. 起案者は、プロジェクト記事について、当財団、起案者その他の者の名誉その他の権利ないし利益を侵害するものでない限り、当財団の定めるプロジェクト記事のURL、プロジェクトタイトル、プロジェクト詳細及びプロジェクト内容等をインターネット上で転載することができるものとします。
  3. 支援者のIDや日時等の情報および寄付に関する履歴をインターネット上およびインターネット以外へ転載することは、一切禁止します。
  4. 起案者のプロジェクト記事に関する一切の権利は、「かわファン」の著作権を有する当財団または当財団の提携先に帰属します。ただし、プロジェクト記事に関して著作権法に基づき起案者に権利が生じる場合、当該権利については上記の限りではありません。

第13条(規約の変更について)

本方針の内容は変更されることがあります。変更後の本方針については、当財団が別途定める場合を除いて、当サイトに掲載した時から効力を生じるものとします。当該変更の後、「かわファン」を利用したメンバーは、かかる変更に同意したとみなすものとします。

以上
かわファン - かわさきのクラウドファンディング
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