はじめに・ご挨拶
はぐるまの会は、知的に障害のある仲間たち(施設利用者)が力いっぱい働くための作業所と、生まれ育ったふるさと川崎の地で生き生きと暮らしていくためのグループホームを運営している社会福祉法人です。
はぐるまの会では、障害当事者である仲間たち一人ひとりが人生の主人公であるべく目標としている「自分たちでできることは自分たちでやる、できないことでも仲間で力を合わせてできるように変えてゆく」という仲間たちの願いを全力でサポートしています。
応援をいただく海藻事業は、はぐるまの会が昔から大切にしてきた、仲間たち自身の社会への働きかけのひとつである販売活動の1つです。日本有数の海産物の産地である宮城県石巻市北上町十三浜の漁師さんからわかめやこんぶを取り寄せ、仲間たちで袋詰めを行い、地域や仲間たちの卒業校のバザーなど、手売りで細々と販売を続けてきました。活動の始まりは今から30年も前にさかのぼり、当時は心身に障害のある児童・生徒が通う高津養護学校のPTAバザーの資金集めの活動を原点として始まりました。活動にかかわっていたPTAのご家族が生徒の卒業と一緒に川崎市内の事業所へと分化したため、当時から30年たった今でもこの活動を続けている事業所が川崎市内に点在しています。
宮城県石巻市北上町十三浜の恵み「十三浜」の海産物
わかめ漁師の青山さんご自宅前での青山さんと仲間たちの交流のようす
復興支援イベントにて現地で学んだことをたくさんの方に知ってもらいたい一心で発表するなかまたちのようす
プロジェクトのきっかけ
今回、「十三浜わかめプロジェクト」として企画を立ち上げたのは、30年間続けてきた仲間たちのこの活動をこれからもずっと続けていきたいという願いと、東日本大震災を乗り越え、これまで取引を絶えることなく続けてくださった十三浜の漁師の方々へのご恩返しのためにも、たくさんの人に「十三浜のわかめ」の美味しさを知っていただく機会にしたいという思いから活動させていただいております。
震災支援を恩に感じ、今も最高のわかめを届けてくれる青山商店さん
毎年出店している市内を代表する大きなイベント、「川崎市民まつり」では青山さんも駆けつけてくださり共同販売させていただきました
プロジェクトを通して実現したいこと
わかめを通じて十三浜と川崎のさらなる交流を。十三浜の青山商店さんが愛情を込めて育てたわかめの美味しさ、美味しい食べ方を知って欲しい。
栄養分が豊富な三陸の海で上がった良質なわかめは丁寧に丁寧に加工されて川崎に
資金の使い道
川崎の皆さんに十三浜わかめの魅力を知ってもらうため、生産者さんやわかめの紹介、十三浜のわかめ漁師さんの定番レシピ、素材の魅力をよく知る地元石巻の小料理屋、「松ばる」店主、木下智也さんが考案したわかめレシピ、川崎を代表する料理家、上島亜紀さんが考案した創作レシピをまとめたレシブックを発行する制作・印刷資金にさせていただきます。(1000部 無料配布)
川崎市の料理研究家 上島亜紀さん(左)と石巻市「松ばる」の料理人 木下智也さん
実施スケジュール
募集期間は2021年1月9日から2月28日までとなります。
最後に
本プロジェクトは毎年All-in方式となります。プロジェクト期間に皆様から支援をいただいた金額を資金とさせていただきます。
はぐるまの会、またレシピブックに関わったメンバー一同、川崎と石巻の絆を途絶えることなく伝えていきたいと願っております。