このプロジェクトについて
はじめに・ご挨拶
studioFLATは障がいのあるなしに関わらず作品の魅力そのものを[FLAT]に感じてもらいたいというコンセプトで作られた施設。障がいのある人たちのアートによる共生、経済的な自立を支援しながら、「障がい者アート」などの特別な呼称をされない社会を目指し、SDGsのゴール達成に向けて推進しています。
studioFLATアトリエの様子
プロジェクトのきっかけ
日本で生まれた誰もがすぐにできて、楽しめる自由なスタイルの織り方です。
studio FLATで活動するアーティストによって今日も色鮮やかな作品が生まれています。
しかしながら障がいのある方々の得る報酬、賃金は依然驚くほど低賃金で、そのクオリティ、作業時間に対して十分な対価は得られていないのが現状です。
ここで生まれたさをり織りの反物を使って社会課題を考える仲間と一緒にさらなる息吹を吹き込み、作品としての価値を高めていきたいと考えました。
この思想に共感してくれた市内のチームや個人と立ち上げたのが「Kawasaki Saori Art」プロジェクトです。
その多様性を持ち寄り、1枚のさをり織りに織り込み、
川崎を応援する気持ちを「Kawasaki Saori Art」に込めています。
Kawasaki Saori Artの横糸
スポーツチームの廃棄フラッグや企業から出される廃棄予定の布。
きれいな布もあれば、くたびれた布もありますが、その布を使って市民の一体感を 高めつつ、サスティナブルなまち“川崎”を象徴するアート作品として展示します。
展示したあとは反物を使った商品化、販売をすることでこのプロジェクトに携わったstudio FLATで活動するアーティストの価値向上を図ります。
皆さまからご提供していただいた布廃材をアート作品として生まれ変わらせて川崎駅北口自由通路などの空間に展示したいと考えました。
【布廃材集め】
川崎には地域に根付いたスポーツチームがあります。川崎フロンターレ様が廃棄予定の応援フラッグを提供してくださいました。
そこからマルイファミリー溝口様、みぞのくち新都市(NOCTY)様、カワスイ様、Honeys様、オカダヤ様、キャラット様、Notice様など多くの企業が布廃材の提供にご協力くださいました。
【仕分け、裁断作業】
集まった市内のスポーツチーム、企業様の布廃材を私たちの思想に共感してくれる仲間が布の裁断や仕分けを手伝ってくれ、ときにはイベント出店にもかけつけてくれてくれました。
川崎駅北口通路を展示ギャラリーに!
今回、企業、市民の皆様で集まった布廃材をstudio FLATのアーティストが色鮮やかな反物にし、3月末より川崎市のご協力により、川崎駅北口通路の空間で計画しています。
そして先行して製作したアーティストによる試作品の展示、作家の紹介、このプロジェクトの目指す世界を解説する映像の上映なども同時に行います。
その後も公共空間などで展示を計画しています。
川崎駅北口での展示イメージ
資金の使い道
・布廃材の裁断作業費用
・プロダクツの試作費用
・反物や展示機材の運搬
・布廃材の保管スペース費用 ほか
プロジェクトメンバー
・NPO法人studio FLAT理事長 大平 暁
・株式会社MADARA 高瀬 友基
・株式会社ノクチ基地
・中村 圭子
・本多 陽子
最後に
資源の循環と誰もが活躍できる社会を目指した取り組みです。私たち自身も初めての経験となります。
このプロジェクトを通して障がいの有無に関わらず才能ある方々が正当な評価による対価を得られる事例を積み重ねていきたいと考えます。
今年中にはさらに試作検討を行い、通販、協力店舗による販売、購買型クラウドファンディングによる商品化、販売をいたします。それにより①廃材収集②布の裁断作業③さをり織り作業④プロダクツ化 の経済循環が成り立つことをゴールとして目指します。
またクラウドファンディングでの支援もそうですが、もし共感していただけるのであれば一緒に手を動かし、汗をかいてくれる仲間も募集しています。
また企業の皆様、SDGsなど地域課題解決への応援という形で資金や布廃材の支援をご一緒していただけると嬉しいです。各種販促物、メディア、展示会場で共感くださる企業様のメッセージやロゴを作品と一緒に掲げさせていただきます。
ぜひ実施に向けてご協力と、展示会場へ!
SAORIを実際に織る体験をしてみてください!
何卒、ご協力のほど宜しくお願いいたします。
Kawasaki Saori Art実行委員会一同