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川崎市で医療者と市民とが気軽につながれる場所「暮らしの保健室」を運営する一般社団法人プラスケアは2023年4月、武蔵新城に新拠点を設立し、これまでのような週1開催ではなく「常にあり続ける」暮らしの保健室を実現します!
■はじめに
こんにちは、一般社団法人プラスケアの西智弘です。
市内の総合病院で、がんの専門医として勤務する一方、2017年4月に一般社団プラスケアを起業し、運営しています。
一般社団プラスケアは、医療者と市民とが気軽につながれる場所「暮らしの保健室」を運営する会社です。
開設以来、元住吉、新丸子、武蔵新城、武蔵溝ノ口、、、と多くの場所をお借りして、開催してきた暮らしの保健室。
まちの皆様のご協力のおかげで、年間100名を超える方が暮らしの保健室を訪れ、病院にかかるほどではないのだけど…という悩みや、主治医には中々相談できないこと、または病気を抱える患者さんを支える家族としての苦悩など、様々なことをお話ししていらっしゃいます。また、そういったつらい話だけではなく、日々の雑談や他愛もない話に花が咲くこともあります。
そして、暮らしの保健室を訪れた多くの方が「来てよかった」「気持ちが軽くなった」と、表情を柔らかくしてお帰りになられています。
■クラウドファンディングに至った経緯
「医療者と市民とが気軽につながることができる場所」を、川崎市内につくりたい。そんな思いのもとにプラスケアは設立され、5年間活動を続けてきました。
多くの方とつながり、おかげ様で活動を続けることができました。
しかし、
暮らしの保健室開催は毎週水曜日、第3火曜日、3か月に一度の第3土曜日と限定され、真の意味で「とりあえず、あそこに行けば話ができて、いつでも誰かとつながれる」場所を提供できずにいました。
病気になっても安心して暮らせるまちへ。
イベントとして「暮らしの保健室」を開催するのでなく、常にこのまちにあり続けるために、いつでもふらっと立ち寄れる拠点を独自に持ちたい。
この思いを実現するために2023年4月に武蔵新城に新拠点を設立します!
■プロジェクトへの意気込み
新拠点では次の3つの要素を実現させます。
①いつでも立ち寄れる暮らしの保健室を。
今まで開催してきた元住吉のとなりの.、溝の口のnokutica、武蔵新城のNAYAの活動を継続しながら新拠点でも暮らしの保健室を開催することで、ほぼ毎日(週5~6日)立ち寄れる環境をつくります。これまでは平日に参加することができなかった人も土曜日に参加することが可能となります。また、不定期ではありますがこれまで開催困難であった「夜間帯の暮らしの保健室」も行っていきたいと考えています。
②コミュニティナース活動をしたい!方への支援の拠点に。
他の職場で働きながら、コミュニティナースとしても活動してみたい!新拠点の設立後は、そういった希望のある学生さんや医療職の方々などのご都合に合わせて、プロジェクトベースで関われる体制を整備します。具体的には、私たちプラスケアが皆さんの「やりたい!」をお聞きし、具体的な働き方や資金調達などの相談に応じ、一緒にプロジェクトを作っていきます。
③社会的処方を実践していく拠点へ
「薬で人を健康にするのではなく、地域とのつながりを利用して人を元気にする仕組み」、社会的処方。1980年ごろイギリスで発祥した社会的処方は、2020年~2022年には日本政府の「骨太の方針」の中で、孤立・孤独対策の手段として明記され、いま日本中でその実践が模索されています。
プラスケアでは2018年4月に日本で初となる「社会的処方研究所」を立ち上げ、世界の社会的処方の情報を集め、学びを深める場として運営してきました。
新拠点ではこの社会的処方を川崎で実践に移していきます。具体的には、中原区内を中心に「興味深い活動」をしている方々を訪ねる「まちの引き出し」や、暮らしの保健室を訪れた方々に対して市民活動をご紹介したり、一緒に活動を作っていくなどの実践を行っていきます。そして、ここでの実践を日本そして世界に向けて発信していくことで、川崎を社会的処方における「日本一のモデル地域」としていきます。
■調達資金の使い道
暮らしの保健室は、何よりも環境を大切にしています。会議室や診察室のような無機質な場所ではなく、まるで気の置けない友人の家を訪れたような温かな空間が求められます。
そういった環境を整えるためにはテーブルセットやカーテンだけではなく、掃除用具や電化製品、また美味しいコーヒーをお出しするための食器なども必要になります。これまでは、まちの皆様にお借りしていたこれらの環境を、いちから全て揃える必要があるのです。
ぜひ、暮らしの保健室の環境を整えていくために皆様のお力をお貸しください。
具体的な予算としましては、以下を計上しております。
- 新拠点備品 50万
- 広報費 20万
- 寄付のお礼設定分 12万
- クラファン手数料分(20%)18万
合計100万円
実際に暮らしの保健室を運営するためには、毎月120万円程度費用がかかります。年間にすれば約1400万円となり、これまでは皆さんのご寄付や会費などで賄ってまいりましたが、金銭的には毎年何とかやりくりしているのが現状です。新拠点設立後も健全な経営を心がけてまいりますが、拠点スタート時に必要な資金には厳しいものがあるのが本音です。
よって、今回のクラウドファンディングでは新拠点に必要な備品および、拠点開設を広報していくための資金を、皆様からご協力いただきたく存じます。
今回は「All-In」方式で資金を集めますので、仮に目標金額に達することが無くても2023年4月からこの企画はスタートします。
もし、目標金額を上回る資金をご支援いただいた場合は、コミュニティナースの教育や、社会的処方研究所の活動・発信の予算として使わせていただきます。
■寄付のお礼内容について
●3000円 お礼メール
心を込めた御礼メールをお送りいたします。
●5000円 お礼メール+オリジナルポストカード
今回のクラウドファンディング限定のプラスケアポストカード!買った人しか見ることができないレアものなので興味ある方は是非!
●7500円 お礼メール+お灸セット(お灸お試しセット+米ぬかカイロ)
プラスケアが開催している「お灸教室」とのコラボ。
【お灸お試しセット】
・煙のでないお灸 奇跡3個
・はじめてのお灸moxa 4個
・アロマきゅう5個
・ソフト灸 竹生島5個
・火を使わないお灸 2個
・せんねん灸がわかる本
・症状別ツボ図
・教えてお灸
・その他各お灸の説明資料
【米ぬかカイロ】
10cm×20cm 190g1個
電子レンジ600W 40秒程度
目、お腹、肩など、いろいろなところで使えます。
・米ぬか、玄米、塩、ベイリーフ(粉末)、ヨモギ(粉末)が入っています。
米ぬかは、煎ってあります。
冷えた身体を温めてくれます。
睡眠時の湯たんぽ代りにお使いいただけます。
温度が上がらないので、火傷の心配もありません。
介護の現場でもお使い頂いてます。
●7500円 お礼メール+色選び不要&超多機能♪メーキャップラバーズセラムファンデUV+洗顔ガイド
プラスケアが開催している「化粧外来」とのコラボ。
暮らしの保健室の化粧外来を通じて多くの方にご愛用いただいているメーキャップラバーズの製品です。カラーチェンジ機能で肌色を選ばず、UV対応で下地不要なため、崩れにくく、長時間、大切な肌を紫外線や乾燥機から守ります。(一般非売品)
【使い方の動画】
https://vimeo.com/781732498/01468df028
動画解説付きで分かりやすい洗顔ガイドをお付けします。
●7500円 お礼メール+老若男女、疾病の有無を問わずに使える♪スキンケア3点セット+洗顔ガイド
(ソープ、オールインワンゲル、リップクリーム)
プラスケアが開催している「化粧外来」とのコラボ。
老若男女、疾病の有無を問わず、毎日安心してお使いいただけるスキンケア用品の3点セットです。
【セット内容】
洗顔石鹸、オールインワンゲル、リップクリーム
動画解説付きで分かりやすい洗顔ガイドをお付けします。
●7500円 お礼メール+プラスケア1年間会員権利権
プラスケアの会員権利1年分をプレゼント。
プラスケアの会員になると以下の特典を受けることができます。
イベントや各種サービスのご優待が受けられます。
メールマガジンに登録いただくことでイベントの案内や活動報告をお知らせします。
会員限定の「ドクターメールサービス」で医師にメール相談ができます(10通/年まで無料)。
家族のうち1名が会員となることで、その配偶者・両親・お子様、また会員と同一世帯に起居する兄弟姉妹までがサービスを受ける権利があります(会員名義でのお申し込みに限ります)。
●10000円 お礼メール+「Muiの暮らしのブランド」200g(送料・梱包料込)」
暮らしの保健室で提供しているコーヒー「暮らしの保健室ブレンド」を返礼品として提供します。暮らしの保健室ブレンドを作って頂いている「Mui」店主の大沢さんは、世界中から集めた最高品質の豆だけを、丁寧に、適切に焙煎して、傷んでいる豆は手作業で取り除く、という地道な作業を通じて、これまでに味わったことのないような透明感のあるコーヒーを生み出しています。
●10000円 お礼メール+YouTubeで最後にスポンサーとして名前掲載10回分(個人様)
プラスケアが運営しているチャンネル「社会的処方チャンネル」。
そのチャンネル最後にスポンサーとして10回分名前を掲載いたします。チャンネルリニューアルしてから順調に伸びているチャンネルなので、このチャンスをお見逃さずに!
※企業の名前を載せたい方は「50000円 御礼メール+YouTubeで最後にスポンサーとして名前掲載10回分(企業)」をお選びください。
●15000円 お礼メール+社会的処方研究所1年分メンバー権
薬で人を健康にするのではなく、まちの「つながり」で人を元気にする仕組み「社会的処方」。イギリスなどの仕組みを学び、日本でのやり方を考えるためのオンラインコミュニティ「社会的処方研究所」があります。日本の社会的処方実践に携わっていきたい人は是非ご参加くださいませ!
●15000円 お礼メール+1時間コンサルテーション
・暮らしの保健室
・社会的処方
・緩和ケア
に関することを専門的助言や相談を行います。臨床心理士によるスーパーヴィジョン、コンサルテーションも行っていますので、相談したいことがある方はこの機会にどうぞ。
※基本オンラインの対応となります。
●15000円 お礼メール+「あなたの活動、いしいがグラレコで描きます」(先着5名まで)
スタッフ石井があなたの活動をいい感じにグラレコで書きます!
留意点
* すでに活動している団体向け
* 作成前に石井と事前ミーティングでヒアリングあります
(日程は後日交渉。時間は40分ほど)
* 納期:1ヶ月以内
* お渡しデータ:PDF
●50000円 お礼メール+YouTubeで最後にスポンサーとして名前掲載10回分(企業様)
プラスケアが運営しているチャンネル「社会的処方チャンネル」。
そのチャンネル最後にスポンサーとして10回分企業名を掲載いたします。チャンネルリニューアルしてから順調に伸びているチャンネルなので、このチャンスをお見逃さずに!
●50000円 お礼メール+スタッフ勝山がオーダーメイドに油絵を描きます(先着3名)
画家活動もしているスタッフ勝山がオーダーメイドに油絵を書きます。
* 作成前に勝山と事前ミーティングでヒアリングあります
(日程は後日交渉。時間は40分ほど)
* 納期:2~4ヵ月以内
* サイズ上限はF8 (455×380mm) となります。
●50000円 お礼メール+「1day暮らしの保健室」開催権
「暮らしの保健室」があなたの地域に出張します!※日時要相談、交通費別途。会場費は依頼者のご負担になります。
●100000円 お礼メール+西智弘による講演権
※日時要相談、交通費別途。講演内容については相談に応じますが、専門や活動内容と離れている場合はご期待に添いかねる場合もございます(購入前に、お問い合わせいただけると幸いです)。
●300000円 てんこもりプラン
以下の複数リターンをまとめてご購入いただけます。「強く応援したい!」という方へのリターンコースとなります。
(各リターンについては上記リターンの詳細をご覧ください)
・西智弘による講演権
・スタッフ勝山がオーダーメイドに油絵を描きます
・YouTubeで最後にスポンサーとして名前掲載10回分(個人でも企業でも)
・1時間コンサルテーション
・「Muiの暮らしのブランド」200g(送料・梱包料込)」
・老若男女、疾病の有無を問わずに使える♪スキンケア3点セット+洗顔ガイド
・色選び不要&超多機能♪メーキャップラバーズセラムファンデUV+洗顔ガイド
・お灸セット(お灸お試しセット+米ぬかカイロ)
・オリジナルポストカード
・お礼メール
■最後に
これまで、「誰に相談すればいいかわからない」「どこに情報があるのかわからない」「インターネットには情報があふれすぎていて、どう選べばいいかわからない」などの問題にお悩みの方も多かったと思います。
新拠点での仕組みができあがれば、「まずはあそこで相談してみよう」となり、迷う苦しさが1つ楽になるかもしれません。
この仕組みを医療者だけではなく、市民みんなで作っていくこと、それによって地域がどんどん良くなっていくこと、そしてこの仕組みが川崎から全国に広まっていくことで日本が少しでも変わること、を期待しています。
ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
■自己紹介
西智弘
川崎市立井田病院 腫瘍内科/緩和ケア内科
一般社団法人プラスケア代表理事
2005年北海道大学卒。室蘭日鋼記念病院で家庭医療を中心に初期研修後、川崎市立井田病院で総合内科/緩和ケアを研修。その後2009年から栃木県立がんセンターにて腫瘍内科を研修。2012年から現職。現在は抗がん剤治療を中心に、緩和ケアチームや在宅診療にも関わる。また一方で、一般社団法人プラスケアを2017年に立ち上げ代表理事に就任。「暮らしの保健室」の運営を中心に、地域での活動に取り組む。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。著書に『社会的処方』(学芸出版社)、『だから、もう眠らせてほしい』(晶文社)などがある。
石井麗子
文系大学に通っていた頃偶然に訪問看護の現場を知り、日々の暮らしの中にある生きるエネルギーに衝撃を受けたことが看護師を目指すきっかけに。大学では課外活動で地域で暮らす高齢者のサポートプログラムを手伝ったり、地域のイベントへ参加したり、と「まちと人」との関わりに関心を持つ。卒業後、大学病院や大学院、在宅診療の現場を経て、2017年4月から一般社団法人プラスケアへ専従看護師として勤務する。同年、コミュニティナース養成講座にも参加し、コミュニティナース育成プログラムへもナビゲーターとして関わる。 2021年度はCommunity Nurse Company株式会社へ出向し島根で過ごす。ふんわり&ゆるい雰囲気のイラストを得意とし、グラフィックレコーディングやイラスト作成も行う。
勝山陽太
2017年立命館大学を卒業した後、和歌山にある社会福祉法人一麦会に入職。日本初の精神障害者福祉工場「ソーシャルファームピネル」でソーシャルワーカーとして勤務し、賃金とゆとりの両立ができる環境づくりに取り組む。働く中で福祉に関心がある人と関心がない人との共創関係構築に関心を抱き、2021年3月から一般社団法人プラスケアに入職。今に至るまで、100件近いイベントを企画。現在は広報戦略構築・YouTube運用代行の事業も行う。
福島沙紀
大学生の時に携わっていたボランティア先から「専門家なんか必要ない」と言われたことをきっかけに、専門知識を持つ人が当たり前のように街中にいる社会のあり方について考えるようになる。2018年4月より一般社団法人プラスケアにて大切な人と死別した人のための「あのねの部屋」を開室。発達障害児への療育支援、精神科クリニック、総合病院での経験を積み、2022年7月から一般社団法人プラスケアに入職し、臨床心理士・コミュニティナースとして勤務。