はじめに
プロジェクトに関心を持ってくださり、ありがとうございます。
「かわさきジャズ」は、川崎に根差した川崎ならではのジャズフェスティバルを作ることを目指して、2015年から毎年秋に開催している音楽祭です。
9月から11月の約2か月にわたり、「ジャズは橋を架ける」を合言葉として市内の様々な会場、街角でライブやイベントを行っています。
国内外のトップアーティストがミューザ川崎シンフォニーホールをはじめ市内各所でコンサートを行うほか、川崎の誇る工場夜景を見ながら船上でライブを聴くジャズクルーズや、京急川崎駅でのジャズステーション、川崎競馬ジャズナイト、川崎最大級の食と音楽の祭典「川崎夜市」など、市内企業・団体とコラボしたユニークなイベントを数多く実施し、音楽を通じて川崎の新たな魅力を発信してきました。
2022.10.30 しんゆりJAZZストリームDAY2 オルケスタ・デ・ラ・ルス @新百合トウェンティワンホール
2022.10.15 かわさきジャズファクトリークルーズ
2022.11.22 川崎夜市
誰もが楽しめる、まちかどのフリーライブを全7区で!
「かわさきジャズ」は、音楽を聴く人も、演奏する人も、誰もが音楽とポジティブに出会える機会を創出したいと考え、多くの無料イベントも開催しています。その最も大きなプロジェクトが、「かわジャズLIVE! Rainbow」です。
「かわジャズLIVE! Rainbow」は、川崎全7区をリレー開催するフリーライブです。
公募スペシャルライブという名前で7年間実施してきましたが、昨年からは7区を7色の虹で表し、カラフルな音が鳴る川崎をイメージして「かわジャズLIVE! Rainbow」という名前で開催しています。
会場は、商業施設や広場などいずれもオープンで誰でもアクセスができるところに設置します。
心地よいジャズの音楽に人があつまり、ゆったりと聞いたり、元気な曲で思いっきり拍手をしたり。音楽で人が集まるまちかどを増やすことは、居心地の良さを高め、にぎわいをもたらし、街の活性化につながります。
そして私たちが目指していることは、川崎の全7区でこのかわさきジャズLIVE!Rainbow!を開催することです。しかし川崎は大都市の中でも最も市域が狭く、住宅が近接しているエリアが多いことから、まちなかでのライブ演奏ができる場所は限られています。2016 年に4ヶ所でスタートしたこのフリーライブを市内全域に拡大すべく、商業施設や市の施設などど連係し、ライブ会場を作ってきました。
ライブハウスやコンサートホールにはなかなか行けなくても、「ご近所で気軽に誰でも聴ける」ことを、毎年楽しみにしてくださっている方々がたくさんいらっしゃいます。
スケジュールやコロナの関係で毎年必ず全区で開催できているわけではないのですが、2022年は7区8会場で開催することができました。
危機を力に変える機会にしたい
かわさきジャズは2015年の第1回開催から、資金の多くを川崎市の負担金及び国の補助金(文化芸術振興補助金)、そして企業からの広告協賛によって運営していました。しかし、今年初めて国の補助金が交付されない事態となり、運営資金が不足する事態となりました。この状況の中で、フェス全体の開催規模や実施内容について検討を重ねる中、あらためて、私たちはこの「かわジャズLIVE! Rainbow」をどうすべきかを考えました。
「かわジャズLIVE! Rainbow」は誰もが無料で聴けるフリーライブとなっており、チケットの収入がないため、ステージの設営や音響、楽器のレンタルなどの経費は出演者からの参加料と実行委員会の負担でまかなっています。
わたしたちかわさきジャズ実行委員会、ミュージシャン、かわジャズファンとさまざまな関わりを持つメンバーで「かわジャズLIVE! Rainbow」フリーライブの継続について何度も話し合いました。
コストの見直しや別の収入の確保はもちろん、フリーライブの中止にもちろん選択肢の一つとして考えました。
しかしこれまでの7年間の実績を振り返った時、毎年楽しみにしている出演者や街のみなさんを思い浮かべると、簡単になくすわけにはいかないと思いました。年々出演希望者も増え、演奏レベルも向上し、東京や横浜のジャズクラブで出会う人たちにも、川崎っていまジャズが元気だよね、そう言ってもらえることも増えました。
では、どうやってこのフリーライブを持続可能なものにしていくか。この資金不足は、足元を見直す大きなきっかけになりました。
みんなで作る「かわジャズLIVE!Rainbow!」に。ステージ運営資金をご支援ください!
メンバーで話し合った結果、フリーライブ「かわジャズLIVE! Rainbow」は大部分を補助金に頼る開催から、その名の通り川崎市7区を虹のように自由な形で関わり、誰もが参加できる「みんなでつくるフリーライブ」とすることとしました。
次年度以降の開催も考え、演奏したい人、聞きたい人、参加したい人の熱量を集めて、応援者を募り、自走を目指していくことといたしました。
そこで、このかわファンでクラウドファンディングを実施することにいたしました。
集めた資金の使途
かわさきジャズ2023におけるフリーライブ「かわジャズLIVE! Rainbow」のステージ運営資金(ステージ設営、音響、舞台スタッフ、楽器運搬・レンタル等)、かわファンの利用手数料、リターン経費に充当いたします。大切に使わせていただきたいと思います。
過去のフリーライブの開催概要
【これまでの会場例】
- 川崎区:川崎ルフロン、ラ チッタデッラ 中央噴水広場
- 幸区:ラゾーナ川崎ルーファ広場
- 中原区:グランツリー武蔵小杉、こすぎコアパーク
- 宮前区:フレルさぎ沼
- 高津区:川崎市民プラザ
- 多摩区:生田緑地ばら苑、登戸駅南北自由通路
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麻生区:新百合ヶ丘駅南口広場
2022.9.25 かわジャズLIVE! Rainboe @グランツリー武蔵小杉
2022.10.23 かわジャズLIVE! Rainbow @生田緑地ばら苑
市内外から「川崎で演奏したい!」多くのミュージシャンがプロ・アマ問わず参加
「かわジャズLIVE! Rainbow」の演奏者は、公募で集まったミュージシャンたちです。
プロアマ、居住地問わず、我こそはという個人、グループが応募していただいています
昨年は7区8会場に、45組268人のミュージシャンが参加し、素敵な演奏を繰り広げていただきました!
2022.11.5 かわジャズLIVE! Rainbow @川崎市民プラザ
2022.10.16 かわジャズLIVE! Rainbow @こすぎコアパーク
2022.10.29 かわジャズLIVE! Rainbow @川崎ルフロン
最後に
「かわさきジャズ」は、この「かわジャズLIVE! Rainbow」をはじめ、毎年100以上のステージ・イベントを実施しています。
音楽を通じて各区を回る中で感じることは、とにかく川崎の人たちはノリがよくて楽しい!ということ。
かわさきジャズに関わるミュージシャンもスタッフもみんな、全力でかわさきジャズを楽しんでくれていて、そのステージから溢れる音に、笑顔にひかれて、たくさんの人が集まって一緒に音楽を楽しんでくれる。そんな、まちなかのライブはとっても「川崎らしい」イベントなんです。
コロナの間も、かわさきジャズは歩みを止めませんでした。音楽そのものは、一人でヘッドホンで聴くこともできます。
でも、やはり誰かと聴く、誰かと演奏することで心がワクワクする瞬間は、かけがえのないものです。私たちはそのライブ文化を、川崎のいろんなところで、ハッピーな形で、たくさんの関わりしろを作りながら、まちの文化として根付かせたい。そんな「音楽のまち」を目指したいと思っています。
「かわジャズLIVE! Rainbow」は、できる限り川崎の全7区で開催したいと思っています。
ぜひ、かわジャズLIVE! Rainbowを応援していただき、みなさんのお住まいのお近くのライブ会場で、一緒に盛り上がりましょう!!
プロジェクトメンバー紹介
前田明子
かわさきジャズ事務局長。公益財団法人川崎市文化財団事業化担当係長、「音楽のまち・かわさき」推進協議会事務局次長を兼任。2014年〜2021年はミューザ川崎シンフォニーホールの広報を担当。川崎を日本一の音楽のまちにしたい!という思いで日々奮闘中。
千葉香織
社会人ジャズサークル「溝の口ジャズ同盟」主宰。今年で発足18年、現在会委員数約350名超。「かわさきジャズ」「川崎ジャズプレイヤーズフェスタ」の実行委員を務め、音楽を通して川崎を盛り上げるべく活動中。
福本真耶子
福本純也音楽事務所マネージャー・企画制作 京都市立芸術大学声楽専攻卒業。ボーカリスト名:マヤコ。「0歳からのファミリーJAZZコンサート」や学校公演などを手がける。次世代を担う子どもたちに多様な音楽に触れてほしいという想いで活動中。
※6月13日追記
リターンはプロジェクト終了後、8月以降の発送・納品となります。